この記事は、DIY初挑戦の人向けの記事になります
職人さんには参考にならない記事になると思いますので、スルーしちゃって下さい!
流木を加工いざ始めようと思っても、初心者なら何からやっていいのか
工具の種類すら分からないと思います。
この記事の内容
- 流木加工工程の流れ
- おススメ工具の紹介
- おススメ保護具の紹介
の3点について、これからやる方へ少しでも参考になればと思い
解説していきたいと思います。
作業工程の流れ・種類を把握しよう!
自分もそうでしたが初心者が、いざ流木加工を始めよう!と思っても……
の結果…
気持ちだけが先行し、見事な空回り状態になってしまいました。
ある意味そうやって成長していくものだと思いますが、なにより心が先に折れてしまってはすごく勿体ないと思います。
この記事で少しでも心のアロンアルファ的な存在になれたらと思います。
step.1
作品の設計図を作成する。
その場のノリで手当たり次第加工しても必ず失敗するので、先に設計図を寸法付きで作成してから取り掛かりましょう。
ざっくり下手くそでも、設計図があるとないとでは完成度のクオリティが全然違ってきます。step.2
作品を作るためのパーツを揃える。
設計図が完成したら必要なパーツを作成していきましょう。
主に切断や穴あけや研磨等の作業になります。
なかなかイメージ通りに削れず一番苦労する工程になると思います。
電動工具を多用すると思うので、安全に十分注意して作業しましょう。step.3
作品の組み立て。
個人的にここが一番楽しい工程になります。
頑張って用意したパーツを組み立てていきましょう。step.4
必要に応じて塗装等、仕上げ作業。
作品をさらに輝かせるために一手間加えましょう。
塗装もなかなか職人技な部分があるので難しいとおもいます。
ここまでで一連の流れとなります。
ここからは工程ごとに解説していきますね。
切断作業について
切断作業は、主に手動切断・自動切断でやり方や使用工具が変わります。
手動切断の場合
手動で切断する場合はノコギリを使用しますが、ノコギリにも
メモ
- 縦びき
- 横びき
- 両刃 ……etc
まだまだたくさんの種類があります。
覚えるだけでも大変ですね。
流木のサイズにもよると思いますが、フォトフレームや鍵置き等
そこまで大きなものを切断しない場合、正直折り畳みノコギリ程度で十分だと思います。
参考までに、基本的に刃のピッチで仕上げ面が変わります。
ポイント
- 刃が細かい ⇒ キレイな仕上げ面になるが、削りに時間がかかる
- 刃が大きい ⇒ 荒い仕上げ面になるが、削りが早い
これらのノコギリは口コミも多数あり、評価も高いのでおススメします。
また用途として、流木加工だけでなくキャンプ用などでも万能に使えるのでとても便利だと思います。
合わせて、保護具として
こういった対切創手袋もあれば安全面でもいいと思います。
電動工具を用いて作業する場合
作業用途 | 作業危険ポイント | |
電動丸ノコ | 切断(主に直線用) | 軍手作業による巻き込まれ、キックバック |
ジグソー | 切断((主に曲線用、直線も出来る) | 刃折れ、軍手作業による巻き込まれ、キックバック |
電動のこぎり | 切断 | 木の破片が目に入る、キックバック |
これらの電動工具が流木加工の主になりますが、
どれも重大災害をおこす危険性があります。共通して言えることは
注意
- 軍手を使用しない。
(挟まれ、巻き込まれの原因になる) - 保護メガネを着用する。
(切断中、木の破片が目に入る) - キックバックに気を付ける。
(切断対象物を必ず万力等で固定する。跳ね返りの事を考え電動工具の後ろに立たない)
作業する前に、この工具を使えばこんな危険性があると
考えながら作業するといいと思います。
電動工具はあればキレイに速く作品を作れる魔法のようなアイテムになりますので、
是非活用してみてください。
ポイント
- コード有り ⇒ バッテリーがいらないので軽いが、コードのわずらわしさがある。
- コードレス ⇒ バッテリーの分で本体が重くなる、容量が小さいと充電持ちが悪い。コードいらずで快適。
それぞれ好みになりますが自分は電源を取れる環境ではなかったので、
コードレスを紹介していきます。
電動丸ノコおすすめ
<HS471DZ>
47mmの切込み深さをもち、回転数も5000min-1とパワーもあるので一台あれば正直十分すぎます。
<HS301DSH>
25.5mmの切込み深さなので細い流木用などでは使えると思います。
回転数も1500min-1とパワー控えめですが、その分危険なキックバックが起こりづらいメリットもあります。
電動工具メーカーは
メモ
- マキタ
- リョービ
- ハイコーキ
- ボッシュ ……etc
等様々ありすぎます。
自分は仕事でマキタを使っていたので紹介しましたが、正直これらの一流メーカーであればどれでもいいと思います。
参考までに他メーカの電動丸ノコです。
ジグソーおすすめ
<JV182DZK>
木材135mmの切断能力をもち、口コミ等も評価がいい商品です。
値段が高いのと、少々重いのがデメリットだと思います。
ジグソーは直線切りでも曲線切りでもいける便利な電動工具です。
ブレードを変えることで様々な使い方が出来ます。
特に使い慣れないうちは刃を折りまくると思うので、予備を備えておきましょう。
参考までに他メーカーのジグソーです。
余談ですが、一説によるとジグソーパズルはジグソーで生まれたからジグソーパズルと言われているそうですよ。
電気ノコギリおすすめ
電気ノコギリはある程度径が太い木から枝などの細い木の切断に役立ちます。
参考までにこんなのがあるみたいです。
あと一点気を付けてほしいのですが
注意
ディスクグラインダーは切断用に使用しない。
ディスクグラインダーは基本的に研磨用の工具になりますので、
砥石部分に丸ノコの刃を付けて使用しないようにして下さい。
キックバックした時にスイッチ部が遠いのでとっさに止めれず、重大災害に繋がりやすいです。
それに対象が木材ですと、表面が焦げて最悪火が出るということもあり得ます。
長くなりましたが切断工程は以上になります。
研磨作業について
ある程度パーツを切断したら、次はパーツごとに研磨しましょう。
研磨作業につきましても、主に手動研磨・自動研磨でやり方や使用工具が変わります。
手動作業の場合
流木を手動で研磨する場合はサンドペーパーを使用しましょう。
参考
80~400まで目の粗さで分かれており、
基本的に数字が大きくなるほど仕上げ面用になります。
粗目から始めて段々と仕上げ目に移行していきましょう。
粗目から仕上げ目まで指の力のみでやってると、地味に握力と体力の消耗が半端ないので、あて材等を検討してもいいと思います。
安価で作業が楽になるので、こういった物を検討するのもおすすめですよ。
電動工具を用いて作業する場合
おススメはインパクトに用途に応じてドリルビットを付け研磨する方法になります。
<TD171DRGX>
トルク180Nmの圧倒的パワーをもち、様々な機能の兼ね備えたおススメモデルです。
初期費用は掛かりますが、失敗して買い替えるよりは間違いないです。
インパクト一台でネジ締め、穴あけ、研磨等、様々な作業をこなせますのでおススメです。
参考までに他メーカーのインパクトです。
インパクトを購入したら、次にドリルビットを揃えましょう。
多少多くなりましたが、それぞれ穴あけ・ネジ締め・研磨で使えるビット工具になります。
ヤスリよりも粗目に削りたいときはディスクグラインダーをおすすめです。
(例えば流木の台座等で水平をざっくり決めたい時などでヤスリでやるとキリがないです。)
<GA402DRF>
回転数10000回転/分の高機能ディスクグラインダーです。
多少重い等の口コミもあるみたいですが。
砥石も木材用を使用しましょう。
電動はお金がかかりますが、作業効率・作業精度は段違いに上がりますので、検討してみて下さい。
あと作業に伴い、木くずで体も酷いことになっていきますのでエアシャワー用にブローもあればいいと思います。
こちらが比較的安価でおススメですよ。
ノズルを替えれば集塵も出来ます。
車掃除など違う作業にも用いることが出来てとても便利な品です。
研磨作業は以上になりますので、次は組み立て作業にいきましょう。
組み立て作業
いよいよ一番楽しい組み立て工程になります。
準備に時間がかかった分、作品が出来ていくにつれ感動がありますね。
研磨工程で紹介したインパクトがあれば、ネジ締め等大分楽になります。
ここでは主にこんなものがあればいいですよ!
という物を紹介していきますね。
<ビス>
ビスにもコーススレッドやスリムビス等様々ありますので用途で使い分ければいいと思います。
参考
<スリムビス>
接合力はコーススレッドに比べ落ちるが、文字通り径が細いので木材が割れづらい。
<コーススレッド>
接合力はスリムビスより高い、径が若干太いため木材が割れやすい。
<木工用ボンド>
買うなら速乾性のボンドがいいと思います。
乾けば透明になります。
<木タボ>
ネジ頭が見えるとかっこ悪いため、結合部通しを穴あけして木タボで結合すると
キレイな仕上がりになります。
ただ、流木独特の形状だと中々に難しいのでビス等でも全然いいと思います。
<木槌>
木タボ結合の場合あれば便利だと思います。
組み立て工程は以上になります。
最後に塗装です。ここをこなせば完成ですよ。
塗装工程
上手く組み立てが出来たら最後に仕上げ塗装しましょう。
特に流木系はアク抜きをしても潮の匂いが残る場合もあるため、
塗装で膜を作れば匂いも気にならずツヤも出ていいですよ。
<ラッカースプレー クリヤ>
塗装は流木の素材を生かすために透明で行いましょう。
この商品は比較的安価で仕上がり面もツヤが出ていいですよ。
ポイント
塗装は近すぎると玉になるので霧でかかるイメージで行う。
均一のスピードで全体にかける。
30分程度乾かしたら2度塗り、3度塗り行う。
慣れないうちにいきなり作品にやると失敗するので、
軽く練習して慣れてから作業しましょう。
お疲れさまでした!これで完成になります。
備考で保護具についても書いておきますね。
参考保護具一覧
保護手袋
電動工具に軍手はダメと言いましたが、
素手でやることに抵抗がある人も中にはいると思います。
その時は個人的にですが、薄手のゴム手袋なら着用しても問題ないと思います。
<ニトリスト手袋>
手にフィットするので、遊びの部分が無くなり巻き込まれづらいし
仮に巻き込まれても手袋が破けます。
ただ、結構手袋の中がむれるというデメリットがあります。
保護メガネ
保護メガネはどの工程でも着用した方が間違いないと思います。
手だと木のトゲが刺さっても治るけど、目だと重症になります。
自分の大切な目のためにめんどくさがらず付けてあげてくださいね。
<VD-202FT>
こちらは曇り止め加工の保護メガネですので、長時間及び夏場の作業で重宝します。
結構作業中にメガネが曇るので煩わしくなるし何より危険ですよね。
その他保護具
作業靴もあれば安全に作業出来ると思います。
<PRM210>
自分もこちらを仕事で愛用してますが、思ったほど重くなく先端に強化プラスチックが入ってるので
安全面でもおススメですよ。
まとめ
これまで長くなりましたが、最高な作品を安全に作るために
長々と書いたのが、どれか一つでも参考になれば嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございます。