この記事ではウェルスナビ投資歴2年の私が
- 入金のタイミングが分からない。
- ウェルスナビで自動積立する必要があるの?
- 一括か分割で入金はどちらがお得なの?
などのような、ウェルスナビ運用の疑問点を解説します。
結論
- ウェルスナビは10年~30年の長期・積立運用が基本なので高値掴みは気にする必要はありません。
積立期間が長くなるほど、仮に高値を最初掴んでも平均化されていきます。(ドルコスト平均法) - リーマンショックやコロナショックのように株価が大暴落、為替が円高になる場合は余力で追加投資をおすすめします。(回復した時のリターンがより大きくなります。)
投資にこれまで縁が無かった方は、よく分からない点だと思います。
これからウェルスナビを運用を始める方へ多少なりとも参考になれば嬉しく思います。
ウェルスナビについてはこちらの記事も参考になれば嬉しいです。
ウェルスナビは投資初心者におすすめ。企業の信頼性と共に解説します
続きを見る
それでは解説していきますね。
ウェルスナビの為替レートによる影響。自動積立をしない場合のリスクについて
株・為替共に全ての相場は常に動いています。
そしてウェルスナビは海外ETFに投資しているので運用はドル建てベースが基本になります。
これらのことにより
ポイント
- 海外ETF等購入時点より株価等が上がっていれば資産が増えます。
- 海外ETF等購入時点より円安になっていれば円建てベースで資産が増えます。
日本円として受け取るために、ドル建ての海外ETFを円換算する必要があるので、為替レートの変動も影響してくるわけですね。
極端で簡単な例をあげます。(条件:1$=100円で1000$分をウェルスナビで運用開始)
為替変動による資産影響
- 1$=150円の円安になった場合。
円換算で1000$×150円で資産が15万円になります。 - 1$=70円の円高になった場合。
円換算で1000$×70円で資産が7万円になります。
円換算すると、このような感じで為替レートの変動も資産に影響してきます。
チャートで確認していきましょう。
こちらは自分が実際に開設しているIG証券のドル円の月足約20年チャートになります。(※2020年10月16日までのチャートです)
画像が見づらくて申し訳ないのですが、このように常にレートが変動しているのが分かると思います。
次に高値掴みの例が下図になります。
その後自動積み立てをせずに放置した場合、2020年10月時点まで大きく円高に傾いてるので入金時より円建てベースで大幅なマイナスになってしまいます。
これは株価でも当てはまります。
購入時点より株価等が下落していく場合資産がどんどん減少してしまいます。
逆に上手く底値を掴めれば、一括投資の方が美味しい思いが出来ると思います。
ですが、プロでも相場は予測するのは困難です。
自動積立をしない場合には、いい意味でも悪い意味でも変動リスクが付きものだと理解して投資しましょう。
自動積立がウェルスナビにおすすめな理由
せっかくこれから貯めるんだ!って思って、口座開設して資産運用を初めたのにそのような事になってしまえば悲しいですよね。
変動リスク低減措置として、自動積立が有効になります。ドルコスト平均法とも呼ばれます。
これからドルコスト平均法を用いた自動積立の優位性の一例の簡単な解説をしますが
注意
一括入金のタイミング・一括入金額の大小・積立額の変動・運用期間の長さなどの様々な要因に応じて結果はこの通りになるわけでは無いので、あくまでドルコスト平均法の参考程度に閲覧頂ければ幸いです。
それでは解説していきますね。
下図が自動積立(ドルコスト平均法を用いた場合です)
仮に2019年6月1日から1ヵ月毎に積立した場合になります。
余り期間を長くすると見づらさが更に増すので、このような中途半端な感じになりました。
申し訳ありません。
〇の部分が大体毎月一日の部分になります。
実際の終値をまとめました。
日付 | ドル円終値 | 日付 | ドル円終値 |
2019.6.1 | 108.29 | 2020.3.2 | 107.56 |
2019.7.1 | 108.32 | 2020.4.1 | 107.11 |
2019.8.1 | 108.18 | 2020.5.1 | 106.91 |
2019.9.2 | 106.25 | 2020.6.1 | 107.56 |
2019.10.1 | 107.85 | 2020.7.1 | 107.52 |
2019.11.1 | 108.06 | 2020.8.1 | 105.89 |
2019.12.2 | 109.53 | 2020.9.1 | 106.01 |
2020.1.1 | 108.65 | 2020.10.1 | 105.64 |
2020.2.3 | 108.63 |
期間中のドル円平均値は107.53円になります。
そして、2020年10月16日時点のドル円の終値が105.40円です。
積立無しと積立有りのパターンを例にあげてみます。
仮に2019年6月1日に一括入金して、その後積み立てをせず放置した場合です。
積立無し
108.29円-105.40円=2.89円
2.89円分の円高が資産に影響して円建てベースでマイナスになってしまいます。
次に自動積立有りの場合です。
積立有り
107.53円-105.40円=2.13円
2.13円分の円高が資産に影響して円建てベースでマイナスになります。
2.89円(積立無し)-2.13円(積立有り)=0.76円分の損失低減が出来ます。
為替レートや株価の動きなどはプロでも予想するのは困難です。
自動積立によるドルコスト平均法を用いる事で、運用期間が長期間になるにつれて為替や株などの変動リスクを低減し平均化することが出来ます。
ウェルスナビのような長期運用前提な資産運用ほど、ドルコスト平均法は力を発揮すると思いますよ。
一括入金がおすすめな場合について。チャンスは○○ショックのとき
ドルコスト平均法を用いた自動積立の優位性について解説してきましたが、個人的に一括入金がおすすめな場合もあります。
こちらはIG証券の米国ウォール街週足チャートになります。(2020年10月16日までのチャートです)
図が粗くて、数字等よく見えなくて申し訳ないです。
ただ、見て欲しいのは一番下にある緑の〇部分になります。
この下落はコロナによる下落になります。
自分はこの時FXを実際に運用しておりましたが、株式が連日のようにサーキットブレーカーが発動されて株価が大暴落し、為替も激しい円高が進み、夜も寝れなかった記憶があります。
その前の2019年1月にも暴落しております。(上側の緑の〇部分になります)
アップルの業績下方修正や中国PMI指標の悪化など様々な説がありますが、年明け早々レートが値飛びし、苦い経験をした方も多いと思います。
ただ、今回伝えたいことはピンチはチャンスにもなるという事です。
ポイント
FXや先物取引とは違い、ロボアドバイザーにはロスカットがありません。
投資の格言で「落ちるナイフは掴むな」という言葉もありますが、底値を外してもロボアドバイザーの場合はリターンで逆に大幅なプラスが見込めます。
余力がある場合はあえて掴みにいってもいいと思います。
この先も何らかのきっかけで株・為替等の暴落はあると思います。
資産が減少しても焦らず、逆にチャンスだと思えるよう余力を貯めて自分自身も取り組みたいと思います。
まとめ
ウェルスナビを運用するにあたり、資産に与える影響として為替レートや自動積立の有無について簡単ではありましたが解説してきました。
まとめになります。
まとめ
- ウェルスナビは長期・自動積立運用が基本なので高値掴みは気にせず資産運用を早めに始めましょう。(ドルコスト平均法で変動リスクは低減します)
- 暴落したら逆にチャンスです。余力を追加入金して、戻りで大幅なプラスを狙いましょう。
長くなりましたが、最後まで閲覧頂きありがとうございました。